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PRP-FD療法

PRP(多血小板血漿)-FD注射による関節の新しい治療

再生医療は、誰もが生まれながらにして持っている「自然治癒力」を利用した治療法です。その中で、すでに実際の治療に使われているものにPRP(多血小板血漿)療法があります。

ここでは、自分の血液を利用するため安全性が高く、整形外科の分野でもスポーツ選手のケガやひじやひざの関節の痛みの治療などで使われているPRP療法についてご紹介します。

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血小板が持つ成長因子を利用

自然治癒力を活かし、治療を目指す

PRP(多血小板血漿)療法とは、自分の血液中に含まれる血小板の成長因子が持つ組織修復能力を利用し、私たちに本来備わっている「治る力」を高め、治癒を目指す再生医療です。もともとは皮膚科の難治性皮膚潰瘍や褥瘡(床ずれ)、やけど、糖尿病の人の壊疽、歯科の歯槽骨や歯肉の再生促進に使われてきました。


海外では、2000年頃からサッカー選手やメジャーリーガー、プロゴルファーのケガの治療などにPRP療法が使われ、日本でもそれに数年遅れて、整形外科分野で、スポーツなどによる肘やひざの痛み、腱や筋肉の損傷などで、ステロイド剤を使わない新しい治療法として注目されてきました。


PRP-FD注射は、患者さんご自身の血液からつくられたPRPを特殊な技術でさらに濃縮させて血小板を活性化し、より多くの「成長因子」を取り出します。この「成長因子を」関節内に注射することで、痛みを和らげ、損傷部位の機能改善を目指します。

どんな人に向けた治療法ですか?

・変形性膝関節症でお悩みの方

・関節炎と診断されてさまざまな治療法を試している方イラスト7.jpgのサムネイル画像

・階段の上り下りで、膝に負担がかかる方

・膝に違和感があるが、同じ治療法を続けて効果が得られない方

・スポーツで関節を痛めた方イラスト6.jpgのサムネイル画像

・手術に抵抗感がある方

*手術を行わない注射による治療法なので、高齢の患者さんでも受けることが可能です。

膝でお悩みの方にとって、治療の選択肢が広がりました

これまでの変形性ひざ関節症の治療では、大きく分けると軽度なら運動療法や薬物療法による保存療法、重度なら手術療法が行われています。

軽度であれば運動療法や減量、消炎鎮痛薬(内服薬・貼付薬)で様子を見ることができますが、その後病気が進行してくると、消炎鎮痛薬に加えて、ひざ関節内にヒアルロン酸を注射して痛みを和らげる治療がよく行われてます。

さらに病気が進行した場合は、手術療法となります。手術療法としては、人工関節を用いたものが一般的となります。

上記の治療法に加え、新たな選択肢として近年PRP療法が注目されています。

PRP療法で改善促進が期待できる整形外科の治療分野

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)、アキレス腱炎、筋損傷の治療
変形性膝関節症、半月板損傷の治療で損傷組織の治癒促進

治療の流れ

まず、50mLほどの採血を行います。献血での採血量(200mL)の4分の1という少量を採取します。採取した血液はその日のうちにCPC(細胞加工センター)に輸送。専用の設備で精製され、3週間後にクリニックにて注射する流れとなります。治療に伴う痛みはほぼなく、歩いてご帰宅いただけます。

料金および支払方法

初診料+PRP-FD注射 (問診・診察・相談料込み)

¥176,000(税込み

お支払い方法

現金、クレジットカードとなっております。

医療費控除

お支払いいただいた治療費には、その一部が税金から還付(返還)される、医療費控除制度が適応される場合があります。当院では、治療費の領収書を発行していますので大切に保管し、確定申告の際にご提出ください。また、領収書の再発行は致しかねますので、ご了承ください。

治療のリスクと副作用について

・患者様ご自身の血液を使用するため体調や年齢などに左右され、場合によっては安定した効果が出にくいといった欠点があります(治療効果・効果の持続期間には個人差があります)。

・施術時、患部への注入には痛みを伴います。

・施術後数日間、治療部位に腫れ・痛み・熱感が出ることがあります。

・当院では予防的に消炎鎮痛剤の服薬をお勧めしています。

・腫れは治療部位によっては1週間程度続くことがあります。

・採血部位・治療部位に皮下出血が起こる場合があります。

よくある質問

Q、手術は必要ですか?

A、ひざの関節内に注射器を使って注入します。手術の必要はありません。

Q、入院の必要はありますか?

A、入院は不要です。外来診療で受けることができます。

Q、副作用はありますか?

A、患者さまご自身の血液から抽出した成分を注入するため、重篤な副作用は少ないです。注入箇所の一時的な痛み、皮下出血の可能性があります。

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スタッフ写真
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